宇都宮短期大学からのお知らせ

お知らせ

学外ゼミ活動の報告「ローフード」「マクロビオティック」の試食体験と「ハラール」インタビュー

食物栄養学科では、学生が興味・関心を持つ食に関する事項について積極的に学ぶ姿勢と課題解決力を育むために、「食物栄養学演習(ゼミナール)」を開講しています。布川ゼミでは、健康食として推奨されているものや宗教よる食生活等についての調査研究を行っています。
今年度は、「ローフード」「マクロビオティック」「ハラール」をテーマにしています。「ローフード(Raw food)」は、健康に良くないといわれている超加工食品を避けて、生食または48℃以下の熱を加えて調理された料理、「マクロビオティック(Macrobiotics)」は、日本の伝統食を基本とした食事を摂ることで人間と自然の調和を取り、健康な暮らしを実現する考え方に基づく料理です。

6月7日(金)に、宇都宮市にあるローフード専門店『カフェafrodite』で試食体験をしました。食事内容だけでなく、食環境を重視し、四季を通してエアコンや電気をほとんど使用せず、ソーラーパネル・暖炉・湿気対策に漆喰の壁を使用、また、裏の畑で野菜を栽培しておりSGDsを意識していました。
学生は前もって用意していた質問をしながら熱心にメモを取り、学んでいました。本学科のコンセプトでもある地産地消を実践されており、栄養士になる学生へのメッセージもいただき、栄養士となる学生たちにとって、これから何ができるのかを考える良い機会となりました。

6月19日(水)は、国際社会を見据え他国を理解するうえで「ハラール」を知るために、本学非常勤講師の宇都宮大学大森玲子先生のご協力をいただき、研究室のムスリムの研究生2名を訪ねてインタビューを行いました。
ハラール、ハラムの意味や国の違いによる禁止食品、礼拝の頻度やラマダンのやり方、食事時間や生活時間にかかわることなどを学びました。
文献やWEBで調べただけではわからないラマダンや生活に密着した生の声を聴き、異文化を理解することできました。ハラールの適切な食の対応をするうえで貴重な体験ができました。