食材の特性や調理による物理的・化学的変化を基礎から学び、おいしく、かつ効率よく食事を提供できる技術を学びます。さらに対象者に合わせた献立作成などの実践力を養います。
健康志向、グルメ高級化志向、そして簡便化志向と多様化する現代の食。地元の食材を活かした料理・商品開発で地域の豊かさを創出します。
孤食や個食が問題視される中、徳育・知育・体育に加え食育に注目。子育て世代や一人暮らしの高齢者が笑顔になれる食を学びます。
フランスではヌーベルキュイジーヌ、イタリアではスローフード、日本では和食が世界無形文化遺産食文化の継承を学術的に解明します。
食物栄養学科では、栄養士として将来の活躍を希望する専門分野に合わせた3つの履修モデルを設定しています。
実践的カリキュラムにより、2年間の学びで栄養士として様々な食の現場で活躍することをめざします。
栄養士養成のための指定科目を履修することが卒業の必須要件となります。
菊地 晶裕先生(准教授)
(主な担当科目:化学・栄養化学・栄養化学実験・生化学・生化学実験・食品学・食品学実験)
栄養とは、食品に含まれる栄養素が、生命活動の維持に必要な物質・エネルギーに細胞内で変換されていく一連の現象のことです。そのため、栄養と食の専門職である栄養士には、細胞が栄養素を利用する「仕組み」、すなわち、「代謝」の理解が求められます。それは、この「仕組み」が実習科目、さらに、卒業後の栄養士としての業務における科学的根拠になるからです。本学では、知識と実務を結びつけ、科学的根拠に基づいた実践力が身につくカリキュラムで栄養士の養成を行っています。
大垣 直巳先シェフ(特別講師)
(主な担当科目:調理学実習III)
フランスで学んだ地元愛を形に、食の楽しさを知ってもらう調理学実習を行います。宇短大附属高校卒業後、フランスにわたりプロヴァンス地方で研鑽を積む。アルザス地方やパリにて星付きレストランの料理長を務める。フランス、コートデュローヌ騎士・アルザス騎士の称号を授与される。「地域の旬の食材を香り豊かに料理する」を信条に、Naomi OGAKIを2店舗(宇都宮店・パリ店)経営。